前提
エンジニア歴半年ほどで、Java系の資格で最難関とされているOracle Java Gold SE11 に合格することができました。
学習期間は約半年ほどです。
仕事のある平日は1-2時間ほど、土日は予定がなければがっつり学習するような形で進めていきました。
Java Silverまでは取得する方が多いですが、Goldは持っている方があまりいないようで、個人のブログなどを漁ってもあまり情報がないと感じた為、記事を書くことにしました。
学習方法だけでなく、合格のためのコツやTipsなども紹介していきます。
読んでもらうことで、受験する方の合格率が少しでも高まればいいなと思って書いています。
学習方法
下記の本を購入してとにかく入念に読み込むことが一番の攻略方法だと思います。

インプレスさんから発売されているこの本(通称 黒本)は本番の試験問題と酷似している問題が非常に多いです。
silver試験については全く同じ問題(クラス名や変数名が多少異なっているだけ)も出題されていました。
しかし、Gold試験の場合は全く同じというわけにはいかず、問題の本質となる部分をちゃんと理解しているかが問われます。
なので、まったく同じ問題は1問も出題されませんでした。
しかし、問われている部分が似ている問題は非常に多かったという感想です。
Gold試験では、Java言語における特性や挙動を正しく理解しているかが問われるため、暗記でごり押しができてしまうsilver試験とはレベルが違うという点は理解しておいた方が良いです。
黒本は解説がわかりやすく、詳細に書かれているため、試験合格に多大な貢献をしてくれることは間違いないです。
この本の内容で分からない点は無いと断言できるレベルになるまで何周も読み込むことをお勧めします。
本の解説だけではわからない点があったときは、ネットで調べたりSNS上で質問を行ったりして学習を進めていきました。
そのおかげで、エンジニアに必要な能力でもある、わからないことをどのように調べて解決するか?という問題解決能力を育むことに繋がったと思います。
英語がわかるのであればこの本もお勧め
下記の本は洋書ですが、英語に抵抗がないのであればこちらもお勧めです。

先に紹介したインプレスさんの徹底攻略の本(通称 黒本)以上に更に詳しく試験について記載されています。
ページ数も1000ページ以上と非常にボリューミーです。
しかし、詳細な記載がある分、分量も多く、読み込むには時間がかかります。
なので、学習の優先順位は黒本より低くなります。
※本著には1Z0-815~1Z0-817試験までの内容が含まれています。なので、Java Gold SE11試験を受ける予定の方は、該当箇所のみ読み込むことをお勧めします。
何としても一発で試験に合格したいという方は、上記の本も読んでおくと合格率が高まります。
一回受けるのに万単位のお金がかかる試験なので、できるだけ一発で合格したいですよね。
私はOCP本を電子書籍で購入し、英文でわかりにくかった箇所は随時翻訳しながら読み進めました。
google play books で購入すれば本文を翻訳しながら読み進めることもできるため、割と便利でした。
無料で受けられるOracle公式の講座もお勧め

上記URL内の oracle university japan が定期的に開催している無料のセミナーを受けるのもお勧めです。
セミナーでサンプル問題として提供されている問題は、実際の試験問題と酷似した内容となっています。
セミナーで見た問題とほぼ同じ問題も試験にも出てきました。
どうやらこのセミナーはOracle試験の作成者の方が講師を務めているらしく、問題作成者から直々に講義を受けられる非常にありがたい機会となっています。
セミナーは定期的に開催されていますが、いつでも受けられるわけではないので、事前にセミナーの日程を調べておくことをお勧めします。
事前予約が必要で、定員の数も限りがある為、早めに予約しておくことをお勧めします。
ちなみに、セミナー受講前にサンプル問題がpdf形式で配布され、事前に問題を解くことができます。
セミナー開始後に、一定期間だけサンプル問題の解答&解説が入手できるという仕組みになっています。
セミナーの資料のみが欲しい場合でも、セミナーの予約は必要となりますので、資料のみが欲しいと考えている方は注意してください。
再受験無料キャンペーンがたまに開催される
Oracleの試験はたまに再受験無料キャンペーンを実施しています。
このキャンペーンは、もし試験に落ちてしまった場合でも、もう一度だけなら無料で受けられるという内容です。
こちらのキャンペーンを受ける際には、試験申し込みの際にキャンペーンコードを入力する必要があるので忘れずに入力しておきましょう。
キャンペーン実施期間であれば、先ほど紹介したセミナー内でも説明や宣伝が行われることがあるので、そちらから情報を入手するのもよいでしょう。
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